AI×Crystal

会社概要

商号 アイクリスタル株式会社
英文表記 Aixtal Corporation
URL https://aixtal.com/
本店 〒464-0814
名古屋市千種区不老町 名古屋大学 インキュベーション施設206
活動拠点 〒464-8601
名古屋市千種区不老町 エネルギー変換エレクトロニクス研究館(C-TECs)6F 宇治原研究室
役員 代表取締役 牧野 隆広(名古屋大学 客員教授) 取締役 宇治原 徹(名古屋大学 教授) 取締役 高石 将輝(名古屋大学 宇治原研究室 大学院生) 取締役 畑佐 豪記(名古屋大学 宇治原研究室 大学院生)
設立 2019年11月8日
資本金等 14,000,000円(資本準備金を含む)
決算期末 12月31日
事業目的 プロセスインフォマティクス事業:半導体を中心とした製造業の開発・設計・製造プロセスの最適化支援 SiC事業:高品質SiCウェハの開発・製造

事業目的

AI

プロセス
インフォマティクス事業

半導体を中心とした製造業の開発・設計・製造プロセスの最適化支援

  • 半導体材料の結晶成長プロセスの最適化支援
  • 半導体ウェハ製造プロセスの最適化支援
  • 半導体デバイスの設計・製造プロセスの最適化支援
  • IT・AIを活用した製造業におけるさまざまな最適化支援
SiC

SiC事業

高品質SiCウェハの開発・製造

  • 12インチ、8インチ、6インチSiCウェハの開発・製造

アイクリスタルは半導体材料および半導体デバイスを中心とする製造業の開発・設計・製造プロセスをIT・AIで最適化する、名古屋大学発のIT・AIスタートアップです。 時間がかかることが常識の製造業分野に対し、「経験値×AI×IT業界のビジネスモデル」を組み合わせたプロセスインフォマティクスでさまざまなプロセスを見直し、時間軸の常識を変えて、技術革新に貢献します。 プロセスインフォマティクスを活用して、自社でSiCウェハの開発・製造に取り組みます。

社名の由来

AI×Crystal(結晶)=AIxtal「アイクリスタル」

AIを活用して結晶材料を進化させる

設立の経緯

アイクリスタルは名古屋大学宇治原研究室で行っているAIを活用したプロセスインフォマティクスとSiC(シリコンカーバイド)単結晶の溶液法の研究を事業化することを事業目的にしています。

インバーターなどの電力変換装置に使われるSiCパワー半導体デバイスは、従来のシリコンのパワー半導体デバイスと比較して省電力化に著しく貢献し、小型化・軽量化も実現できるため、世界の省エネルギー化・温暖化対策に欠かせないテクノロジーとして期待されています。

このSiCパワー半導体デバイスはSiCウェハから製造されますが、現在、商用リリースされているSiCウェハはすべて昇華法という製法で量産されており、製法の特性上、ウェハの結晶欠陥改善に限界があります。 この結果、SiCパワー半導体デバイスは省エネルギー性能が高いにも関わらず、信頼性が低く、現在は採用が限定的です。

名古屋大学宇治原研究室は昇華法の結晶品質上の欠点をカバーする高品質結晶成長技術として注目されていた溶液法でのSiC単結晶成長の研究を2003年に本格的にスタートし、10年以上の基礎研究により、2017年に10mmの世界最高品質SiCウェハを開発することに成功しています。

しかしながら、溶液法には、昇華法に比べ大口径化が難しく結晶サイズが小さいという課題がありました。 この課題を解決するためにAIを活用したプロセスインフォマティクスに本格的に取り組んだ結果、高品質SiCウェハの大口径化が驚異的なスピードで進行し、2018年に3インチ、2019年に6インチのSiCウェハを実現しています。

現在、商用ベースで流通している昇華法で製造されているSiCウェハは4インチおよび6インチで、数年後には8インチが主流になるものと予想されています。そのため、高品質な溶液法による8インチSiCウェハの量産技術をいち早く確立し、地球温暖化対策に貢献したいと考えています。

また、短期間でSiCウェハの大口径化を実現したプロセスインフォマティクスのノウハウを他の先端材料や設計・製造プロセスの最適化に応用した研究を本格化させた結果、企業からの共同研究依頼が急増しています。

宇治原研究室では、研究成果の社会実装を推進して産業界に貢献することに力を入れているため、積極的に企業との共同研究に取り組んでいますが、相談件数が多く、これ以上、研究室で対応することが難しくなっています。このような背景を踏まえて、アイクリスタルを起業しています。

数年以内に8インチおよび12インチの高品質SiCウェハの開発に成功すれば、地球温暖化対策で急速に電動モーター化が進む自動車産業をはじめとした産業界からの大きな需要に応えることができる可能性が高いこと、溶液法で6インチ以上のSiCウェハの製造に成功している会社がないこと、 プロセスインフォマティクスの活用がSiCウェハの大口径化に大きく貢献していることから、アイクリスタルではプロセスインフォマティクス事業とSiCウェハの開発・製造事業を2つの事業軸として並行して取り組みます。

経営理念

大学の研究室の研究シーズの社会実装を推進し、世界の社会課題を解決する

大学の最先端研究が社会実装されるまでの期間を短縮することに貢献する

大学の研究者や学生から多数の起業家・経営者を生み出すことに貢献する

大学ではさまざまな最先端研究、世界を変える可能性のある研究が行われている一方、研究費には限界があります。 企業は継続的な利益成長性を期待されるのと同時に、環境や社会に貢献することが求められています。 大学も企業も世界を相手に厳しい生存競争にさらされています。 アイクリスタルは名古屋大学内に本社を置いて研究者や学生のすぐ横でビジネスを行うことで、研究とビジネスの距離を縮め、大学と企業の役割分担と協力関係の最適解を模索し、 大学と企業のオープンイノベーションを推進して、大学と企業の健全な成長に貢献したいと考えて活動します。

役員紹介

代表取締役

牧野 隆広 - MAKINO TAKAHIRO

主な経歴

愛知県名古屋市生まれ
1992年3月 名古屋大学 教育学部 卒業
1992年4月 株式会社電通国際情報サービス 入社
1994年11月 マイクロソフト株式会社 入社
2000年8月 株式会社インスパイア 入社
2002年2月 株式会社ウイングトップ 設立 代表取締役 就任
2005年9月 株式会社エイチーム 取締役 就任
2012年5月 株式会社ミライプロジェクト設立 代表取締役 就任(現任)
2017年4月 名古屋大学 客員教授(現任)
2018年9月 株式会社エブリー 社外取締役 就任(現任)
2019年11月 アイクリスタル株式会社 設立 代表取締役 就任(現任)

名古屋大学卒業後、電通国際情報サービスおよびマイクロソフトで営業として主に中部圏の大企業顧客を担当。 2000年から創業期のインスパイアで投資ファンドの運営と経営コンサルティングを経験し、2年後に独立。 2005年5月から経営コンサルタントとして創業期のエイチームに関わり、2005年9月 取締役に就任。 エイチームでは主に管理部門を管掌し、東証一部上場1年後の 2013年 11月から非常勤、2019年10月に退任。 エイチーム上場後にミライプロジェクトを設立、2016年から地元で介護施設運営を開始。 名古屋大学では2009年から大学院 工学研究科 招へい教員、2013年から経済学部 招へい教員、2017年から客員教授。


取締役

宇治原 徹 - UJIHARA TORU

主な経歴

滋賀県彦根市生まれ
1993年3月 京都大学 工学部 冶金学科 卒業
1999年3月 京都大学大学院 工学研究科 博士後期課程 単位取得退学(材料工学専攻)
1999年4月 東北大学 金属材料研究所 助手(中嶋研)
2000年3月 京都大学 博士(工学)
2004年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 結晶材料工学専攻 助教授
2007年4月 准教授に役職名変更
2010年10月 名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 教授
2014年4月 名古屋大学 グリーンモビリティ連携研究センター 教授
2015年10月 名古屋大学 未来材料・システム研究所 未来エレクトロニクス集積研究センター 教授(現任)
2020年1月 アイクリスタル株式会社 取締役 就任

現在の主な職務

  • 名古屋大学 未来材料・システム研究所 未来エレクトロニクス集積研究センター 教授
  • 名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 材料工学分野 教授(兼任)
  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター
  • GaN 窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリ 副ラボ長(クロスアポイントメント)
  • 株式会社 U-MaP 取締役 CTO
  • 国立研究開発法人理化学研究所 革新知能統合研究センター 客員研究員

取締役

高石 将輝 - TAKAISHI MASAKI

主な経歴

静岡県静岡市生まれ
2015年4月 名古屋大学 工学部 物理工学科 入学
2019年4月 名古屋大学大学院 工学研究科 物質プロセス工学専攻 入学(現在 修士1年)
2019年11月 アイクリスタル株式会社 設立 取締役 AI 事業責任者 就任

研究歴

  • 2018年 SiC 溶液成長における溶液状態推定の独自アルゴリズムの開発
  • 2019年~ 数値解析・機械学習・最適化技術を活用した、 SiC 溶液成長における最適な結晶成長条件探索

学部4年次に、一部の溶液状態から全体の溶液状態を推定する独自アルゴリズムを開発。修士1年次から、数値解析・機械学習・最適化技術を活用した SiC 溶液成長における最適な結晶成長条件探索を研究。また、SiC溶液成長に限らず、その他の素材製造プロセスの最適化も共同研究で多数実施。アイクリスタルでは事業部門全体を統括。


取締役

畑佐 豪記 - HATASA GOKI

主な経歴

愛知県名古屋市生まれ
2016年3月 名古屋大学 工学部 物理工学科 卒業
2018年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 博士前期課程 卒業
2019年4月 名古屋大学大学院 工学研究科 物質プロセス工学専攻 博士後期課程 入学(現在 博士2年)
2020年1月 アイクリスタル株式会社 取締役( SiC事業責任者)就任

研究歴

  • 2015年 高純度 SiC 結晶の溶液成長に向けた熱力学計算による溶媒設計
  • 2016年~ 数値解析・機械学習を活用した、 SiC 結晶成長中の炉内の原料温度・流速の可視化
  • 2018年 数値解析・機械学習を活用した、熱設計のインタラクティブシステムの開発
  • 2019年~ 数値解析・機械学習・最適化技術を活用した、 SiC 溶液成長における最適な結晶成長条件探索

学部4年次に熱力学計算を用いた高純度 SiC 結晶の溶液成長のための溶媒設計に従事し、修士 1 年次から数値解析と機械学習の製造業への活用に関する研究を開始する。また、名古屋大学リーディング大学院プログラム「実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム」に4期生として採用され、これまでに電子機器メーカーへの半年のインターンシップやシンガポール国立大学での研究に従事した。主な受賞歴に、「第40回結晶成長討論会 優秀ポスター賞」「第46回結晶成長国内会議 講演奨励賞」「博士課程教育リーディングフォーラム2017, Student Award」。

Dr.Ujihara
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お問い合わせ

アクセス

名古屋大学 インキュベーション施設206

  • 名古屋市営地下鉄 名城線「名古屋大学駅」下車 徒歩約5分

名古屋大学 C-TECs

  • 名古屋市営地下鉄 名城線「名古屋大学駅」下車 徒歩約15分
  • 名古屋市営地下鉄 東山線「東山公園駅」下車 徒歩約20分